昔の顕微鏡
八洲光学工業株式会社の大型顕微鏡
フラッグシップモデルです。
SN. 241337 (1940年~1950年 / 昭和15年~25年の製造品)
八洲光学工業株式会社について:
八洲(ヤシマ)は1925年当時は高千穂製作所であった現在のオリンパスからドロップアウトした社員達が設立した光学機器の会社です。昭和9年7月、機械部主任細野精一、化学部主任石川淳吉、三宅国忠に比留間輝治、門田勝義と、先に取締役に就任していた西野那三郎ら幹部社員が高千穂製作所を三十数名行をともにして連結退社して、顕微鏡製作の新会社八洲光学を設立しました。
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顕微鏡:
顕微鏡は大型で重量があります。
高さ約 34 cm、幅 13.5(ベース)cm、奥行き 19.3 cm
重さ 6.25 kg
接眼レンズ(4本)
5 倍、8 倍、20 倍、15 倍
対物レンズ(4本、八洲顕微鏡ロゴの専用ケース付き)
4倍、10倍、40倍、100倍(油浸)
※100倍の油浸レンズは劣化していたため、良く見える同年代(後期型)
の八洲製レンズに交換しています。
顕微鏡はクリーニング済の状態です。
試料ステージの下には開口数1.4のアプラナート*アッベコンデンサー(画像9枚目を参照、黄色い矢印)があります。
駆動系は正常に動作します。
鏡はコンケーブ側とプレーン側共に良い状態を保っています。(画像11枚目を参照)
顕微鏡保管ケースはありません。
*アプラナート(Aplanat )とは光学系の収差補正状況を示す言葉の一つで、球面収差とコマ収差を解消していることを言います。
【標本観察画像(画像15~18枚目を参照)】
接眼レンズ 8倍と対物レンズ 4倍、10倍、40倍、100倍(油浸)を使用
標本:肝臓(人)H&E染色
観察倍率:32倍、80倍、320倍、800倍
類洞(毛細血管)の様子が良く見えるので、接眼レンズと対物レンズの状態はどれも良好です。
【顕微鏡は美品の状態を保っています。この時代の100倍の油浸対物レンズには高い頻度で劣化したものが見受けられます。顕微鏡はきちんと見えることを確かめることが大切です。】
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